2011-06-22

IDC Japan: 国内仮想化ソフトウェア市場予測を発表

大手中堅企業が主体でしたが、2010年は新規に導入する企業が地方企業や中堅中小企業にも拡大。2010年に入りデスクトップ仮想化の案件も急増しており、市場が本格化する様相を見せ始めています節電対応やディザスターリカバリーの需要が後押し。中期的には、プライベートクラウドやデスクトップ仮想化の本格化により、高水準の成長。

市場の90%以上を占めるプレゼンテーション仮想化は、金融や公共、教育機関などを中心に根強い需要があるものの、バーチャルマシンソフトウェアを使用したデスクトップ仮想化を選択するユーザーが増えていることから、成長が鈍化。一方で、アプリケーション仮想化はWindows XP環境からWindows 7環境へのアプリケーション移行のつなぎ役として需要が高く、60%以上の成長となっています。

IDC Japan ソフトウェア&セキュリティ マーケットアナリストの入谷 光浩は「仮想化ソフトウェア市場はこれまでサーバー仮想化を軸に成長を続けてきたが、今後は仮想化第2の波であるクライアント仮想化が本格的に立ち上がっていくことになる。クライアント仮想化は、デスクトップ仮想化、プレゼンテーション仮想化、アプリケーション仮想化など様々な手法が用意されている。ソリューションベンダーは、1つの手法に固執するのではなく、ユーザーの目的やワークスタイルなどに応じて柔軟に組み合わせたクライアント仮想化ソリューションを提供していくことが求められる」と述べています。
国内仮想化ソフトウェア市場予測を発表

割合としてはまだまだSBCだけど、VDIもキチンと立ち上がりつつあるぞと。VDIの最大のボトルネックであるコストについて、ライセンス以外のコストは、高コア化、多メモリ化、ストレージ価格の下落と、下がる方向にあります。


あとは、MSのライセンス施策と、Windows8がどのタイミングで、どう出てくるか、その時の市況は? タブレットなどの新しいデバイスのPCに対する影響は? というのが影響する点でしょうか。iOS/Androidをはじめとしたnon-windowsデバイスの台頭で「Windowsでなきゃ信仰」は崩れていき、これにMSがどうカウンターを返すのかが見ものです。


もう、クライアントデバイス向けOSとしてのWindowsOSはレガシー?クライアントアプリケーション稼働環境としては自由度が高く、まだまだ現役という感じですが、継承している資産が多いだけ、足かせも多いのかも。

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